2009/02/10 當山日出夫
WS文字では、師さんの絵文字についての発表が、異色(?)であった。だが、文字とはなんであるかを、考えさせられる、非常によい話しであったと、私は思う。
もろ式:読書日記
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私なりに論点をいくつかあげるならば。
文字とは音声言語に対応する必要はないのか。
記号と文字とは、どう違うのか(同じであるのか)。文章表記のなかで、「 」(括弧)や、「、。」(句読点)と、文字との関係は、どうであるのか。「!」や「?」が、文章表記に使用されることと、最近よく見かける「☆」のはいった語などは、どう違うのか。
絵文字とピクトグラムの違いは何か。
絵文字でコミュニケーションを円滑に行うならば、ある程度の規格化は必要だろう。また、逆に、すでに、現実に、コミュニケーションで使用されている実績がある。これを、どう考えるか。
地図記号や天気図記号などは、むしろ厳密な規格化が必要。しかし、それを、文字と同レベル(同じユニコードにおける「文字」として)であつかう必然性があるかどうか。
絵文字は、きわめて文化への依存度が高い。と、同時に、同じ絵文字が、文化が異なると、まったく違った意味で使用される場合もある。これは、規格化にあたり統制すべきかどうか。例えば、赤十字を表す絵文字は限定できない(イスラーム圏では異なることは、よく知られている。)
當山日出夫(とうやまひでお)
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