京大が休校にしない理由についての疑問
2009-05-26


2009/05/26 當山日出夫

ここ数日、各大学のHPを見ている。どの大学が、いつの時点で、休校の判断をくだし、HPに掲載したか。兵庫・大阪のつぎ、京都はどうなるかと、関心があった。(あたりまえだ。家を出て学校について「お休みです」では時間と交通費の無駄。)

花園大学は明確であった。
京都で1名でも感染者が出た場合は、翌日から休校、と事前に明示されていたので、わかりやすい。

対照的なのが京都大学。現時点でも、休校にはしない方針。
これは、「ARG」でも指摘してある。私も、毎日、見ている。ただ、ここで、気になるのがひとつ。

まず、京都市・京都府からの要請がある、ということが述べてある。そのうえで、

(1)京都で感染者が出た場合、他の学校(幼稚園・小学校から大学まで)が、すべて休校になる、このことを前提にして、京大だけ休校にしないのか。

あるいは、逆に、

(2)他の学校が、すべて京都市・京都府からの要請を無視して、休校にしないでいる、その場合も休校にしない。要するに、京都全体での休校は無意味ということ。

京大のHPで「学内感染」については言及してある。しかし、京都の他の学校などの動きがどうであるのかについての具体的言及はない。どちらの前提で判断を下したのか。この点を明確に示してこそ、本当の意味での、学問的見識と説明責任、であると、私は思う。

當山日出夫(とうやまひでお)


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