2017-10-24 當山日出夫(とうやまひでお)
『おんな城主直虎』2017年10月22日、第42回「長篠に立てる柵」
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前回は、
やまもも書斎記 2017年10月17日
『おんな城主直虎』あれこれ「この玄関の片隅で」
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日曜日は留守にしていたので、録画を月曜日に見た。思ったことなどいささか。
このドラマは、直虎が主人公のはずなのだが、すっかり影をひそめてしまっていた。出ていたのは、ほんのちょっと。
そのかわりに大きく登場していたのが、万千代。この回は、万千代の家康への忠誠心がメインだった。長篠の戦いに参加できず、留守番をまかされた万千代は、それでも、留守番として全力をつくす。その結果、家康の目にとまる。
そして、家康のもとに呼ばれた万千代は、あらぬ誤解をすることになるのだが……はたして、歴史の真実はどうだったのであろうか。まあ、このあたりは、中世において、あるいは、近世までごく普通におこなわれていた風習として理解しておけばいいように思う。
戦国時代のドラマでありながら、合戦場面を基本的に描かない方針だと思って見ているが、今回は長篠の戦いが、かなりリアルに描かれていた。鉄砲と騎馬武者の戦いという、これまでどおりのイメージをなぞったものであったが、これも、歴史の本当のところはどうだったのか、ちょっと気になるところではある。
この長篠の戦いで重要な役割をはたしたのが、木の柵であり、それをつくる木材の調達。そのことで、信長の目にとまって褒美に茶碗を拝領することになった。この茶碗をめぐって次回は、さらなる展開があるようだ。
『おんな城主直虎』も、あと二ヶ月ほどである。万千代が、直政になって、徳川配下の武将として、忠誠をつくす……こうなっていくプロセスを、これから、どのように描くのか、楽しみに見ることにしよう。そして、そこに、直虎がどのようにからんでいくのかが、見どころとなるのであろう。
なお、残念ながら、今回は、ネコが登場していなかった。ちょっと寂しい。
追記 2017-10-31
この続きは、
やまもも書斎記 2017年10月31日
『おんな城主直虎』あれこれ「恩賞の彼方に」
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