『エール』あれこれ「初めてのエール」(再放送)
2020-07-05


2020-07-05 當山日出夫(とうやまひでお)

最初の放送のときのことは、
やまもも書斎記 2020年4月5日
『エール』あれこれ「初めてのエール」
[URL]

COVID-19の影響で、『エール』の収録がとまっている。そのため、放送休止期間中は、第一回からの再放送である。ただ、土曜日のまとめの回はなくて、連続で放送するようだ。

第1週の再放送を見て思ったことなど書いてみる。

第一には、東京オリンピック。

東京オリンピックの音楽を古関裕而が作ったことは知っていた。ここから、ドラマがスタートしていた。(いや、厳密には、もっとさかのぼって、一万年以上前からであるが。)

誰でもが耳にしたことのあるあの音楽の作曲家ということで、古関裕而とはどんな人生をたどったことになるのか、その妻(音)との物語を語り始めることになる第一回であった。

この東京オリンピックのとき、鉄男が藤堂先生の墓参りをするシーンがあった。これは、最初見たときには、見過ごしていたところであるが、ふりかえってみると、なるほど、やはり藤堂先生の役割は大きかったかと思う。

第二には、その藤堂先生のこと。

音楽教育にちからを入れている先生である。この藤堂先生との出会いがなければ、裕一は、音楽の道に進むことはなかったろう。

ひとよりほんの少し努力することがつらくなくて、ほんの少し簡単にできること、それが得意なものである……このような意味のことを、藤堂先生は語っていた。これは、おそらく、歴代の朝ドラのなかで、印象に残る名シーンとして記憶されることになるのではなかろうか。

以上の二点が、再放送を見て思ったことなどである。

さらに書いておくならば、最初の週から、将来の友人になる、鉄男と久志が登場していた。このあたり、その後の展開を考えて、幼いときからの伏線ということになるのであろう。

放送が再開されるまで、再放送を見ていきたいと思う。

2020年7月4日記

追記 2020-07-10
この続きは、
やまもも書斎記 2020年7月10日
『エール』あれこれ「運命のかぐや姫」(再放送)
[URL]
[テレビ]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット