『カムカムエヴリバディ』あれこれ「第21週」
2022-03-27


2022年3月27日 當山日出夫(とうやまひでお)

『カムカムエヴリバディ』第21週
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前回は、
やまもも書斎記 2022年3月20日
『カムカムエヴリバディ』あれこれ「第20週」
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この週も大きな展開があった。印象に残っていることとして、次の二つぐらいを書いておく。

第一に、ひなたの英語。

ひなたは、ラジオの英語講座を再び聴き始める。それはかなり上達したようである。映画村の英語での案内もできるようになってきた。

第二に、ヒラカワ。

映画村を訪れた関係者の中に、日系人のヒラカワがいた。ひなたは、映画村の茶屋でヒラカワと話すことになる。さて、このヒラカワという女性、いったいどのような過去があるのだろうか。ただの映画のスタッフというだけではないようである。

以上の二点ほど。この週では、英語をめぐって物語は大きく展開している。

また、母親のるいは、アメリカに安子を探しに行ってきた。その結果ははかばかしくなかったようではある。が、少なくともるいは安子に再び会ってみたいという気持ちは強く持っているようだ。

それから、気になることなのだが、るいはひなたに英語の辞書を渡す。それは、かつて安子が稔から貰ったものである。ドラマのストーリーとしては、これでいいのだろうが……それにしても、戦前の英語辞書である。戦後生まれのひなたが使うには、ちょっと古すぎるのではないか。この時代なら、もっと新しい編集のいい辞書がたくさんあるのだが。

次週、映画の話しと安子のその後をめぐってドラマは展開するようである。このドラマも、残すところわずかになってきた。楽しみに見ることにしよう。

2022年3月26日記

追記 2022年4月3日
この続きは、
やまもも書斎記 2022年4月3日
『カムカムエヴリバディ』あれこれ「第22週」
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[文学]

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