2022年11月13日 當山日出夫
『舞いあがれ!』第6週「スワン号の奇跡」
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スワン号は、琵琶湖の空を飛んだ。そして舞はパイロットになる決意である。
この週で印象に残っていることは、次の二つぐらいだろうか。
第一に、スワン号。
なにわバードマンの協力の結果、スワン号は完成し、舞はパイロットとして空を飛ぶ。記録飛行を目指したのだが、結果はあまりよくなかった。しかし、スワン号が空を飛ぶ、そのために頑張る学生たち、また、舞の姿は感動的であった。朝ドラでは、いわゆる青春群像というようなものはあまり出てこないように思うのだが、このドラマで描かれていた学生たちの姿には、共感するところが大きい。充実した学生生活であると思う。また、飛行機作りには舞の家の工場も協力することになった。(ただ、飛行機作りに熱中するのはいいが、もうちょっと勉強もした方がいいかもしれない。)
第二に、パイロット。
琵琶湖を飛んだ舞は、パイロットになる夢をもつ。そのように決意することになる。これは、実際に人力飛行機で琵琶湖の空を飛んだ人間にしか分からない感情なのだろうと思う。ここにちょっと飛躍が無いでもないように感じるところがあるのだが、ここのところは、非常に素直な流れで舞の気持ちの変化を描いていた。
以上の二点のことを思ってみる。
その他、幼なじみの久留美と貴司のことも、心に残る。久留美は無事に学校を続けることができるだろうか。また、貴司は、仕事がうまくいかないようなのだが、どうすることになるのだろうか。貴司が、古本屋で読んでいた本は、「ねむれ巴里」(金子光晴)であった。たぶん、何らかの形で文学からは離れることができないのかもしれないと感じさせる。
次週以降、舞のパイロット志望はどうなるのだろうか。続きを楽しみに見ることにしよう。
2022年11月12日記
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