2023年9月11日 當山日出夫
ドキュメント72時間 フジロック 待ち望んだ夏の日に
フェスの舞台ではなく、そこに集まる人びとのこと。
最近、音楽を聴くにもタイムパフォーマンスということが言われる時代である。このような時代の流れのなかにあって、異次元の時空間と言っていいのだろうか。ここに集まる人びとは、通常の日常の生活や仕事の時間的制約から解放されている。
このような場所が、この社会のなかにあっていいと思う。
それにしてもみんな行儀がいい。ロックというと反体制というイメージがどうしてもあるのだが、こんなことを思うのは、私がもう古い人間のせいかもしれない。(まあ、ここで風紀を乱すような行為があれば、このような催しが長年にわたって開催されるということもないのであるが。)
COVID-19のとき、不要不急ということがさかんに言われた。いったい不要不急とはなんだろうか。ロックのフェスなど、不要不急の最たるものかもしれないが、しかし、時代を経てみるならば、これを必要としている人びとがいることに気づく。このフェスは、これからも続いていくことだろうと思う。
2023年9月9日記
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