2024年1月26日 當山日出夫
この番組は時々放送になるのだが、とても面白い。日本からどんなものが輸出されているのか、逆にどんなものを輸出しているのか、その一端から日本の姿、世界と日本の関わりが見えてくる。
この回は仙台港。あつかっていたのは、
牡蠣
スケソウダラのすり身 笹かまぼこの原料
タイヤ
カオリン 紙のコーティングに使う
リチウムイオン電池 ハイブリッド車用
日本からこんなものを輸出しているのかと思うものもある。フィリピンで経済発展をして、日本産の生牡蠣が富裕層の間で食べられるようになっているというのは、まさに、世界の経済情勢を反映していることになるだろう。
笹かまぼこの原料の半分ほどが、海外からの輸入であるということも興味深い。
タイヤのコンテナへの積み方が面白い。なるべく隙間を少なくするために、いろんな工夫があるものである。
カオリンは紙のコーティングに使う。そういえば、上質な写真集などに使う紙のことをコート紙というのを思い出した。
リチウムイオン電池は、日本がシェアを持っているということなのだが、これも将来的にはどうなるだろう。世界的なEVの普及によって、この分野の産業構造は世界的な規模で変わっていくにちがいない。
それから、二〇一一年の震災の後、仙台港の復興に携わった人びとの奮闘の様子が紹介されていた。このような人びとの努力によって、今日の姿があることになる。ガントリークレーンが使えなくなって、建設用のクレーンで時間をかけてコンテナを船に積み込んでいたということは知らなかった。苦労と工夫があったことになる。
2024年1月19日記
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