ザ・バックヤード「千葉県立中央博物館」
2024-03-01


2024年3月1日 當山日出夫

ザ・バックヤード 千葉県中央博物館

チバニアンの名前がついたときのことは記憶している。しかし、それが具体的にどんな地層を研究して、何を判断基準にして、そう判断することになったのかは知らなかった。地磁気の逆転ということは、知っていたことであるが、その時代をチバニアンが示すことになることは、この番組で知った。

専門家というのはすごいものである。トドの化石(歯の一部)から、それを巨大なトドの化石であると判定するのは、神業としか思えない。

虫がはいった琥珀、朝ドラの『あまちゃん』を思い出す。

生態園のこころみは非常に興味深い。確かに種は長期保存が可能ということは知ってはいたが、それを使って発芽させてもとの植物を復活させようという事業は重要である。印旛沼は名前だけは知っているのだが、その地域が今どんなになっているのかは、知らなかった。

また、森を土壌ごと移動して持ってくるというのも、とても面白い。

液浸標本はすごい。新発見ということは、タイプ標本ということになるのだろうが、それが数多く発見できていることは重要である。日本の生物、生態系の保護につながる研究であることは確かだが、それと同時に、新しいことを見つける楽しさというものもある。楽しいことこそ何より重要である。その楽しさを伝えてくれる意味でも、この博物館の活動には意味がある。

2024年2月29日記
[テレビ]

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