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とある女性弁護士 ― 2024-09-06 23:57
違和感を感じていたことを言語化して頂きありがとうございます。
私は昭和の時代に生まれ、平成の時代に弁護士になり、出産、育児、家事をしながら弁護士をしてきた者です。尊敬する三淵さんをモデルにするドラマと言うことで昨年から楽しみにしており虎に翼を見ておりますが、途中から随所に違和感を感じ始めました。最も大きな違和感を感じたのが秋山さんの出産や署名運動のくだりです。
平成の時代であっても、「だから女性はダメだ」と言われないために、様々なものを犠牲にしながら出産・育児をしながら必死に仕事をすることが後進のためと思って頑張ってきました。「女性の活躍推進は社会で/組織で後押しすべき」「育休当たり前」というのは令和の価値観です。法曹でないキャリア女性の友人らも、大っ嫌いな?お姑さんにも頭を下げてサポートしてもらいながら、なんとかハードワークと育児の両立をしてきていました。「無理をしてもとにかく仕事を頑張ることが後進のため」、平成でさえそういう状況でありましたので、昭和の先達のもっと大変だったご苦労をありのままに描いてほしかったと思いました。
その他にも、業界の者として様々な違和感はありますが(この時代の裁判官ならば絶対裁判所内でキスなどしないだろう!などは些末なことですが・笑)、女性法曹のフロントランナーの苦労を等身大で描いてほしかった、と言う点が一番残念でした。
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