「光る君へコラボスペシャル2 源氏物語」
2024-09-06



唐の紙の製造過程は、これは面白かった。なるほどと思って見ていた。

その当時の再現シーンで、女性が立て膝で座っていた。私は、これが正解だと思っている。(『光る君へ』では現在のように正座させている。大河ドラマでは『麒麟がくる』で女性を立て膝で座る演出にしたのだが、評判が悪かったようだ。)

どうでもいいこととしては、川添房江さんの背景に映っていた本棚にあった大漢和は古い方だった。『大漢和辞典』は、新しい方が漢字の検索が便利である。古いのだと、どの巻がどの部首であるかから見ないといけない。私の学生のころは、これを諳んじているぐらいでないと大漢和は使えなかったのであるが。『西本願寺本万葉集』の複製は、私も持っているが、国文学、国語学を勉強する身としては、これは手元に持っておきたい本の一つである。倉本一宏さんは何回もテレビで見ているが、たぶん自宅の書斎なのだろうか、背景の本棚に古事類苑がおいてある。私が古事類苑を買ったのは大学院の学生のときだった。今も書庫にワンセットある。これも、今ではオンラインで読める本になっている。若いときは、年をとったら、古事類苑のページを漫然とめくってみたい、などと思っていた。

2024年8月29日記

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