2024年11月23日 當山日出夫
ザ・バックヤード 消防庁消防大学校 消防研究センター
ここのことは知らなかった。だが、このような研究機関があることは、当たり前のことだろうとは思う。一般に知られていないだけだったということになる。
泡消火の新たな改良が進められているという。従来の方式では有害物質をふくむために使えない薬剤がある。番組では言っていなかったが、おそらくPFASのことだろうと思って見ていたのだが、どうなのだろうか。
ドローンを使って災害現場の地図を作る。今ならごく当たり前の技術かなと思う。気になったのは、災害前の地図として画面に映っていたのが、Googleの地図だった。今では、どんなテレビ番組でも地図を映すとなると、Googleを使う。別に悪いと思っているわけではないが、Googleはあくまでもアメリカの一般の企業である。そこに、消防という重要な社会インフラが依存していることは、留意しておくべきことかもしれない。
また、夜間にドローンを飛ばしてレーザー測量で地図を作る。これも、今なら、普通にできることなのかと思う。
このような技術というのは、デュアルユースで、軍事的にも利用できる。
石油タンクの浮蓋が地震で変形する。これなどは、実際に起こった火災現場から資料を収集することによって、さらには、それを実験で確かめることによって、原因が分かり、対策がたてられるということになる。
火災の延焼のシミュレーションのシステムは興味深いものなのだが、基本となるその地域の地図データと、気象データを、どこからどのように入手することになるのか、このあたりはどうなのだろう。気象データについては、おそらく気象庁と連携してのことかなと思うのだが、実際の運用にあたっては、風の向きや強さなどの情報をリアルタイムで更新していく必要があるに違いない。また、火災が大きくなれば、その火災自身の影響も加わるだろう。
2024年11月22日記
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