2009-10-20 當山日出夫
多摩図書館の件、
ブログ:図書館学徒未満
多摩図書館の件
[URL]
に、ある都議会議員からの回答が掲載になっている。読んでみて……気になるのは次の箇所。
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今回多摩に保存してあった約15万冊の行政資料・地域資料(都・区・市町村に関するもの)を都立図書館に集約した結果、約75,000冊がダブっていたため、
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この「行政資料・地域資料」というのは、具体的にどのようなものなのだろうか。75000もダブるというのは、いったいどのような書籍・資料なのだろうか。
書庫がない……そうかもしれない。しかし、個人で、万の蔵書があるような人間はざらにいる(たぶん、私の蔵書も万にはおよばないかもしれないが、かなりある)。75000といえば、大量のようだが、ちょっとした蔵書家、7〜8人分ではないか。この程度の分量の本を所蔵することもできないのか。
むかし、ならったある先生。個人でも1万冊の本をもっている。大学の図書館は、50万冊と言っている。個人・大学で、たった、50倍の差しかない、と。これは単に量・冊数の問題であるが、収納スペースからすれば、これはたいした問題ではない。
そうはいっても、一般の書籍ではないだろう。「行政資料・地域資料」という以上は、その地域で、責任を持って保存するのが、もっとも正しいとおもうのである。
當山日出夫(とうやまひでお)
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