2010-10-11
2010-10-11 當山日出夫
授業の科目名(情報処理)からは、少しはなれてしまう感じがするが、まずは、「アーカイブズ」とは何であるか、というあたりから話しを始めることにする。そうでなければ、いわゆる「デジタルアーカイブ」の意味も、その価値も、また、問題点も、わからないだろう。
ただ単にデジタルデータを蓄積しておけば、それをすべて「デジタルアーカイブ」と言ってしまうのは、単純すぎる。それが、どのような、歴史的な流れのなかで生まれてきたのか、日本における事情はどのようなものであるのか、理解しておくことが必要かと思っている。
となると……教科書がないのである。伝統的な「アーカイブズ」(特に、公文書管理)になると、すでにテキスト類は出ているのであるが、最近の、デジタルアーカイブになると、学生が使うテキストとして適当な本が思いうかばない。
ここは、ひとつひとつ自分で、それぞれのインターネットのサイトを紹介していくしか方法はないのかもしれない。『ARG』のバックナンバーを見て、いろいろと探しながら、これから準備をすすめることとしよう。
當山日出夫(とうやまひでお)
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