2022年9月4日 當山日出夫
『ちむどんどん』第21週「君と僕のイナムドゥチ」
[URL]
前回は、
やまもも書斎記 2022年8月28日
『ちむどんどん』あれこれ「青いパパイアを探しに」
[URL]
暢子の店「ちむどんどん」は閑古鳥が鳴いているようだ。
まあ、このあたりは、ドラマとしてただ単純に開店したお店が繁盛してしまったらつまらないということもあるのかとも思う。しかし、ここは、暢子のよみが甘かったというべきところだろう。
そもそも東京で沖縄料理の店をやりたいと思いついたのが、まさに思いつきにすぎない。ちゃんとリサーチして判断したわけではない。また、その店を開くのに、鶴見などではなく、杉並でというのも、どうだろうか。そして、東京の人間にも合うように、工夫をすることになる。メニューを分かりやすく表記するぐらいはいいとしても、味まで変えてしまうことはどうなのかなと思う。このあたりは判断の難しいところである。
現地(沖縄)の味をそのまま出すのがいいか、あるいは、東京風にアレンジした方がいいのか、このあたりの判断は、飲食店の経営者として重要なポイントになる。
しかし、このドラマでは、この重要な判断についてきちんと描いてきていない。このあたりが、どうもこのドラマのつくりに、どこか物足りなさを感じるところでもある。
さて、ニーニーは、養豚場で無事に仕事を続けることができるだろうか。このドラマも、残り一ヶ月ほどとなった。この続きを楽しみに見ることにしよう。
2022年9月3日記
追記 2022年9月11日
この続きは、
やまもも書斎記 2022年9月11日
『ちむどんどん』あれこれ「豚とニガナは海を越えて」
[URL]
セコメントをする