世界遺産ワーカー「ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群」
2026-01-17


2026年1月17日 當山日出夫

世界遺産ワーカー ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群

カッパドキアは、名前は知っている。気球が浮かんでいる風景は、テレビなどでは、なんどか目にしている。(あまり行ってみたいとは思わないのだけれど。高いところは苦手である。)

こういうところを観光するのに、馬に乗って行くというのが、非常に合理的かと思う。(馬は、今では、ウクライナでの戦争でも使われている。)

洞窟が今でも住宅として使われているというのは、この地域としては、そういうことかなと思う。ただ、ちょっと気になったのは、出てきていた住宅の場合、寝室の壁が鏡になっていた。日本の普通の住宅で、寝室の壁面を全体的に鏡にするというのは、あまりないだろうと思うのだが、こういうことは、世界の住宅としては、普通にあることなのだろうか。

過疎化で空いた住居を改装してホテルにする、というのは、観光地ならではことだろう。この地域が過疎化する理由はいったい何なのだろうか。それから、リフォームの工事で、岩を削っている職人さんの腕前は見事である。削った跡が、きれいに縞模様になっている。

この地域には、古代からのいろんな宗教が重層的に遺跡として残っている。キリスト教の遺跡もある。今のトルコは、イスラムの国であるはずだが(その中に、いろんな宗派があり、民族的には、クルド人という人たちもいる)、イスラム関係の遺跡については、触れることがなかった。これは、意図的にこのように作ったのだろうか、それとも、世界遺産になったときに含まれなかったのか、どうなのだろうか。

フレスコ画の修復は、難しいだろう。文化財の修復としては、現状を維持するか、出来たときの状態に復原するか、判断が分かれる場合がある。この場合は、現状を残すという方向である。

ハトは、いろいろと用途がある。ハトの糞が肥料になる。番組では出てきていなかったが、食用にもなる(ハトの種類にもよるかと思うが)。日本でも、私の子どものころには、ハトを飼うのが趣味の一つだったことがある。私は飼ったことはなかったが、小学校にはハトの小屋があった。堆積した鳥の糞が肥料として貴重であることは、グアノとして知られる。主に南米のものが有名なはずである。

この地方特産の葡萄を使ってワインを作るというのは、こころみとしてはいいと思う。だが、イスラムの国としてはどうなのだろうか。トルコという国は、それほど厳格にイスラムの戒律を守るということではなく(イスラムの戒律では、お酒は禁じられている)、かなり世俗化しているということなのだろうか。あるいは、観光客用、輸出用、ということなのだろうか。そして、ワインを作っていることについて、地元のイスラムの人びとは、どう思っているのだろうか。

地下都市が、地下8階、80メートルまであるというのは、すごい。ここまでして、地下に教会を作ったキリスト教徒がいたということになる。その敵だったのは、おそらくはイスラムの人びとということだろうと思うが、こういうことは、番組の中では言っていなかった。壁からゴロンと円い岩がころがって通路をふさぐトラップというのは、まるで、インディジョーンズの世界さながらである。

気球(熱気球)は、上昇するのは簡単だと思うが、自分で意図する方向に進むのは難しいし、また、安全に着陸する(落ちるのではなく、降りる)というのは、とても難しいだろうと思う。この地域の気候が安定していないとできないことだろうが、カッパドキアという地域の気候条件、風土、というと、どういうものになるのだろうか。

2026年1月16日記

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