世の中が飢饉で景気が悪くなると、逆に、吉原が活気づく……こういうこともあったと思うのだが、あまり吉原の歌舞音曲を強く表現するところはなかった。
普通の着物(吉原の花魁姿ではない)誰袖が、とても美しく可愛い。
この回の演出でうまいと思ったこととしては、田沼意次が白眉毛の言ったことを思い出す(金は食えない、役に立つのは米である)シーン、それから、系図の巻物を池に投げ入れるシーン、これを台詞の説明だけにして、映像としての回想場面にしていなかったことである。見ている人は、これらのシーンを覚えているはず、これは、視聴者に対する信頼感というべきだろう。
来週は選挙のためお休みである。これからどうなるのだろうか。
2025年7月13日記
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