『べらぼう』「願わくば花の下にて春死なん」
2025-07-14


世の中が飢饉で景気が悪くなると、逆に、吉原が活気づく……こういうこともあったと思うのだが、あまり吉原の歌舞音曲を強く表現するところはなかった。

普通の着物(吉原の花魁姿ではない)誰袖が、とても美しく可愛い。

この回の演出でうまいと思ったこととしては、田沼意次が白眉毛の言ったことを思い出す(金は食えない、役に立つのは米である)シーン、それから、系図の巻物を池に投げ入れるシーン、これを台詞の説明だけにして、映像としての回想場面にしていなかったことである。見ている人は、これらのシーンを覚えているはず、これは、視聴者に対する信頼感というべきだろう。

来週は選挙のためお休みである。これからどうなるのだろうか。

2025年7月13日記

戻る

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット